空宙栽培とは
『空宙栽培』とは、農家のノウハウを詰め込んで上野園芸が独自開発した水耕栽培方式です。
天井方式と林立方式があり、どちらも縦と横の空間を使って立体的に栽培します。
天井方式では、天井一面にトマトが広がりまるで葡萄のように実が生ります。
トマトの根は高さ約2mに設置したパイプの中にあり、根周りは土で保護します。
林立方式は、パイプを地面に対して垂直に並べ、パイプの側壁にトマトを植えています。
こちらの方式も、根はパイプの中にあり、根周りを土で保護します。
品種や季節に合わせ、方式を使い分けて育てています。
空宙栽培は、第12回ひろしまグッドデザイン賞ユニバーサルデザイン大賞、
第23回東京ビジネスサミット2009「ものづくり」部門賞を受賞しています。
この栽培方式は、明治大学農学部黒川農場ホームページで未来型水耕栽培システムとして紹介され、
電気通信大学では通信を活用した農業サービスの研究対象とされています。
※「空宙」は上野園芸の登録商標です。