ペットボトルで育苗
良い野菜、花は「苗づくり」から。
上野園芸では種から苗づくりを丁寧に行い作物を育てています。苗の状態の良しあしが、野菜や花の出来に大きく影響します。
空宙栽培の「根に水を直接与える」という考え方をペットボトル栽培の育苗にも取り入れました。苗の上から水をかけるのが一般的なやり方ですが、ペットボトル栽培ではペットボトルで育苗用の給水鉢を作り、底面から必要な量を吸水させます。
家庭菜園での失敗の多くは害虫の発生、温度管理の失敗、水のかけすぎで種が発芽しなかったり根腐れする失敗が多いです。
農業では畑に直接種をまくのではなく、育苗ポットなど小さな容器に種をまき、ある程度まで苗が成長してから植え替えるのが一般的です。苗に適した環境で管理して丈夫な苗を育てます。
育苗ポットでの育苗は、屋内である程度の大きさになるまで苗を育てることができるため温度管理もしやすく、雨や風にさらされることを防ぐことができ、害虫からも苗を守ることができます。水のかけすぎは、水の与え方を変え根に必要な量を直接届けることで失敗を防ぐことができます。
地域の学校で栽培授業を行っていますが、その際使うキットをより環境にやさしく改良しました。
ペットボトル栽培で底面から給水する育苗は、農業が進んでいないモルディブ共和国で現地の小学生も上手に育てている方法ですので、誰でも簡単に行うことができる苗づくりです。
(※弊社は2014年から3年間JICA草の根技術協力事業でモルディブ共和国の栽培指導を行っています)
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